姿勢スリング

姿勢スリングの運動効果

姿勢スリングは

1 姿勢の改善 各筋活動や協調性の促進、深部感覚受容器の再教育により身体バランスと筋活動が強化され、姿勢の改善につながります。

2 身体バランスと筋バランスを整える 各関節の安定性や活動性を獲得し、機能的に連動・協調させることによって適正な身体バランスと筋バランスをつくります。 そうすることにより、バランスのとれたトータル的な身体操作が可能になります。そして重心の崩れに対応する身体の平衡機能の能力向上や巧緻性の向上を促進させ、また抗重力筋(下腿三頭筋・脊柱起立筋群)を主とした姿勢筋の協調動作も可能にします。さらに深層筋の強化にも効果的です。

3 体性感覚システムの向上 (感覚器の再教育) 視覚・触覚・平衡感覚などの感覚から得られる情報と、筋肉・関節・腱・靱帯などの固有受容器から得る情報が中枢神経に伝達されることにより多く関節運動の連鎖を促進します。 そうすることにより座位・立位などの姿勢維持が安定し、動作の多様性を可能にします。また足裏感覚を活性化し、足関節をはじめとした下肢関節・下肢筋群・神経の協調動作を向上させます。

4 ADL(日常生活活動)の向上 身体能力レベル別に動作の負荷を調節しながら行う運動により、
楽しく簡単に向上心を高める
運動効果を実感できます。

姿勢スリングは運動する楽しさを演出する効果があります。

レクリエーションセラピー効果

プログラムに参加することで様々な心のケアをするセラピー効果が生まれます。自立機能の維持や向上を目指したり、障害や病気がもたらす悪影響を取り除くことに努力できたりとイキイキとした健康づくりに最適です。

グループエクササイズ効果

仲間同士でのエクササイズは、より楽しく和気あいあいとカラダを動かすことができます。また、同じ環境なので、仲間同士で支え合うことができ、「1人ではない」と仲間同士の連帯感が生まれ強い気持ちを持つことができます。

姿勢スリングは、機能改善が明確に表れるプログラムです。

◎比較的運動能力の高い利用者のグループの機能改善成績例

【O.Sさんの場合 姿勢スリング実施期間/H19.3〜H19.5】

  11/14 12/5 3/20 7/6
レッグプレス右(kg) 61.3 69.6 57 59.1
エクステンション右(kg) 53.1 59.1 53.6 60.8
10m歩行(秒) 9.92 7.94 11.36 9.24

この結果より 姿勢スリングのメニューをする前とした後でも変わりなく筋力・歩行能力が向上していることが分かります。

【O.Nさんの場合 姿勢スリング実施期間/H18.12〜H19.5】

  10/10 12/8 8/27
レッグプレス右(kg) 23.5 29.6 29.6
エクステンション右(kg) 20.3 25.2 20.3
10m歩行(秒) 6.12 5.38 5.76

この結果より 筋力・歩行能力ともに高いレベルにて維持することに 成功していることが分かります。

◎運動能力が中間的な利用者のグループの機能改善成績例

【N.Mさんの場合 姿勢スリング実施期間/H18.12〜H19.2】

  8/15 9/19 1/16 4/24 7/31
レッグプレス右(kg) 40.5 40.5 43.8 45.5 44.9
エクステンション右(kg) 26.3 29 30.1 33.4 32.3
10m歩行(秒) 12.26 10.68 6.36 6.76 7.2

この結果より 筋力が増強し、歩行速度も高いレベルにて 維持されていることが分かります。

【N.Mさんの場合 姿勢スリング実施期間/H18.12〜H19.2】

  8/29 9/19 1/16 4/24 7/31
レッグプレス右(kg) 9.3 9.3 8.2 10.4 13.1
エクステンション右(kg) 6 6 6.6 5.5 6.6
10m歩行(秒) 11.86 9.78 10.56 9.72 9.42

この結果より 筋力・歩行能力ともに改善が確認され、それまでの運動よりも 姿勢スリングの方が高い治療実績を上げたケースとなります。