老人保健施設勝央苑 理学療法士 大片 久先生

 姿勢測定の画像を分析するうえで、からだの中心部分に垂直を基準とするラインや方眼(グリッド)を簡単に描き入れることができますが、それがあると中心(重心)に対して、どの程度の傾きや距離の違いがあるのかが非常に分かりやすいですよね。あと、立位姿勢の写真と組み合わせて足圧測定の結果画像から、前後左右のバランス、偏りかたを見ていただくと、ご利用の方々に一目瞭然でご自身の姿勢の状態を確認していただけます。とても解りやすいと好評を頂いています。

 レビューシートを見ていただいたあとで、ご利用の方にどんなところに重点をおきながら運動をしていただくと良いか、指導方法も的確になって指示も出しやすくなりましたね。
 椅子からの立ち上がり、ベットからの起き上がり、トイレ・お風呂、歩行など日常生活の動作が困難な状態を改善するには、からだのバランスに注意を払っていただく事が重要です。姿勢とバランスを関連付けて、わかりやすく運動指導を行うのに役立っています。