株式会社ワコール 人間科学研究所 研究開発課研究員の坂本昌子先生

ワコール人間科学研究所では、姿勢研究として、女性の姿勢タイプの分析および姿勢美に注目した商品開発をおこなっています。

姿勢測定の際には、データの精度をあげるために、なるべく多くのデータを収集できることが望ましく、足圧加重による重心位置のデータも合わせて姿勢評価を行っています。今までは、全身サイズのデジタルカメラ画像をもとに、ひとつずつ手作業で分析をしているため、重心位置の基準線から分析するのに多くの時間がかかっていました。
株式会社ワコール 人間科学研究所に導入された姿勢測定器PA200。今回、PA200(ワコールカスタマイズ版)を導入させていただき、分析に要する時間が半減しました。分析手順のスピードアップに加えて、数値による分析結果が瞬時に得られるようになったこと、さらに測定時に結果の一部を確認しながら撮影が進められるので、本格的な分析の前にもある程度の予測ができ、大変役立っています。測定器を今後も活用させていただき、より姿勢研究をレベルアップさせていきたいと思っています。